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ろじたん営業マンの奮闘日記

ろじたん営業マンの奮闘日記

皆さん、こんにちは。日通総研の細山田と申します。私はこれまで海外案件の調査およびコンサルティング業務に従事していましたが、4月1日より人事異動となり、弊社の倉庫作業分析ツールである「ろじたん」を取り扱うことになりました。

さて、「ろじたん」をまだご存じでない方もいらっしゃると思いますので、簡単にご説明しますと、「ろじたん」とはスマホアプリ(Android)とWebの連携により、倉庫内の作業時間を計測する便利なツールです。作業中にスマホに表示されるボタンをタップするだけで、どのような作業を行っていたのかを簡単にデータとして蓄積することができます。さらには、取得データはWebによって一括管理が可能となり、分析ツールを使って簡単に集計グラフを出力することもできます。私も今回の人事異動をきっかけに、この「ろじたん」を触る機会が増えましたが、このブログでは、初見であるからこそ気付いた「ろじたん」から得られるメリットを“今一度”振り返ってみたいと思います。

お客様と話していますと、物流業務の現状を「なんとなく時間内にオーダーを処理することができた」、「予定通りに業務をこなしているからまあ特に問題はないかな」、といった程度に捉え、倉庫内の作業生産性についてそこまで深く考えているお客様も少ないように感じられます。しかしながら、昨今では物流部門のコスト削減が求められており、コストを下げることが企業の利益につながるという意識が年々高まってきています。つまり、物流業務の「質」を高め、「生産性」を向上し、いかに「コスト」を抑えるかが、物流業務の鍵(キー)にもなっているのです。

そこで必要となってくるのが、「物流KPI」です。出庫・梱包・入庫に要した時間や、1時間あたりに要するピッキング行数がどれくらいか、といったデータを定量的に把握することで、問題の原因が分かり、その対策を練ることができます。しかしながら、このようなデータを継続的に記録することは非常に煩雑で難しいことです。しかし、「ろじたん」では日々の作業を大きく変えることなく、かつ作業員が理解しやすく、かつ安価にデータ収集ができる、非常に有用な計測アプリとなっています。実際に「ろじたん」を導入されたお客様からは、次のようなメリットがあったと、評判を頂いています。

1 問題の可視化ができた。

作業時間を定量データで取得できることで、一体どの作業に時間を要しているのかが分かります。例えば、ピッキングに時間を要している場合には、長い距離を歩いているからではないか? 商品の棚が分かり難いからではないか?といった原因を追究するための材料になります。

2 コミュニケーションの促進を図ることができた。

業務を効率的に円滑にこなすためには、それぞれの作業員の意思疎通が大切です。KPIによってどこの業務に問題があるのかを明確に把握できれば、作業員の問題意識も共有しやすくなるでしょう。「ろじたん」を活用することで、作業員の方々にも納得して仕事をしてもらうことができる、というのも大きなメリットです。

3 客観的な評価をすることができた。

業務改善を行った結果、なぜそのような結果になったのかを客観的な数値で評価することができます。努力して改善したことをきちんと見える化できるといったことも大きなメリットといえるでしょう。

このように、「ろじたん」を導入したことで、「根拠」に基づいた業務計画を遂行することができます。また、明確な改善結果を生み出すことができれば、作業員のモチベーションアップにも繋がるでしょう。定量的なデータは、持続的に業務改善をしていくためには必要な手段となります。「これからわが社も物流業務をKPI管理していくのだ!」もしくは、「すでにKPIは管理しているけど、マニュアル(紙)で記録しているのでデジタル化したい!」というようなお客様も、「ろじたん」はカンタンかつ安価に導入できる便利なツールだと思います。当社としても、お客様の業務改善に一役を担えるものと考えておりますので、興味がある方はぜひともご相談頂ければと思います。

IoTツールろじたんを導入したのはどんな物流企業か?

この記事の著者

出身地:東京都品川区 ◆血液型:B型 ◆趣味:ビリヤード、音楽鑑賞、飲酒(ワイン、日本酒)

2000年 法政大学 経済学部 経済学科 卒業
【得意分野】 ・海外での調査案件 ・輸出入制度調査案件など

近年はグローバル化の波が押し寄せ、国際物流に関する調査が増えています。私も海外出張に行く機会が増えましたが、出張先では空いた時間に現地のビリヤード場に飛び込みで訪問し、ローカルの方々とビリヤードをするようにしています。言葉が通じない時も多々ありますが、ビリヤードを通じて文化や習慣の違いを感じることができます。仕事の場面でも『効率化』についての考え方が日本人と違っていたり、日本のスタンダードがグローバル・スタンダードではなかったりと驚くこともしばしばです。やはり、実際に現地に飛び込んでみないと分からないですね。「百聞は一見に如かず」、これからも現場目線で積極的に学びつつ、質の高い仕事ができるよう頑張っていきたいと思います。

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